雨ダスさとう

人生初の自転車レース

大会でのスナップを

Mt.富士ヒルクライム
富士山 -
2009/06/06
うすまん さんのアルバム


で見ることが出来ます。


★参加経緯
自転車友の会幽霊会員だった僕が本格的に自転車に乗るようになったのは峰吉の
自転車でベトナム縦断の一部(HueからDanagまでの90km)を一緒に走ったのがきっかけ
だった!途中にある国道1号線の最大の難所と言われるHai Van峠(496m)を越えるのが
辛く、何度も足を着いて峰吉より30分も遅れて頂上に着いたっけ???
その時に自転車のレースとかイベントに参加する頃が来るなんて夢にも思わなかった!

でも、何だろ?峰吉より遅かったのに、峠の頂上に着いた時には何とも言葉に言い表せない
満足な気持ちが有った!それは遅くたって何だって自分の足で頂上に登って来たんだと言う
達成感とでも言うのだろうか?そしてそこで峰吉と一緒に飲んだビールの旨さと言ったら世界一
旨いビールだった!

そんな経験をしハノイに戻ると、何だか自転車に乗るのが楽しくて仕方なくなって、自転車友の会の
走行会にも積極的に参加する様になって沢山自転車で走るようになった!そして気が付くと平地を
走るより山を登る方が好きな特殊(?)な趣味の自転車乗りになっていた。

そして偶然酒の席で一緒にいた友人から富士ヒルクライムの存在を聞かされ、いつかはその大会に
ちゃんと出られるようになりたいと思ったのが今回ヒルクライムに出るきっかけであった。

早速ネットでホームページを検索。今年2009年の富士ヒルクライムは参加者希望者多数のため、抽選で
参加者を募るとのことで、抽選に当たったら本格的に考えるかと言う安易な考えで申し込んでみたら、
あらら、抽選に当たってしまった!一緒に申し込んだみパパも同時に当選と言うことで急にモチベーションが
高まってしまった!そして2人で参加を決意!まさかこんなに早く参加する日が来るとは自分でも思っても
いなかった!


★見切り発車
大会2週間前に納車されたばかりのGIOS。一度ベトナムに運び、サパで事前合宿を行い、再び日本へ
持ち帰っての参加。まだドロップハンドルにも、ビンディングペダルにも慣れてないままの見切り発車での
レース参加。果たしてどうなることやら・・・


★前日
生憎雨が降ったり止んだりのお天気。やはり雨男の雨ダスである!
この天気、天気予報ではレース当日の朝まで続く模様だったけど、午後になると
曇ってはいるけど何とか雨は止んだ状態になった!やっぱり峰吉やみパパと合流の効果だろうか?

実家である山梨県山梨市から車に自転車を積んで受付会場である富士北麓公園に向かう。
新宿から11時8分に山梨市駅に着く特急「かいじ」号で峰吉が応援に駆けつけてくれた。僕が自転車に
乗るきっかけを作ってくれたみパパと人生初のレースに参加!そして僕を自転車に乗る気にさせてくれた
峰吉が応援に来てくれたことに何か縁を感じる。

山梨市の駅から峰吉を車に乗せて富士山に向けて出発。丁度出発と同時にみパパより電話があって
富士吉田駅に到着したとのこと。1時間位で着くと連絡し走りだすが、途中順調に進み僅か40分で富士吉田駅に
到着。12時過ぎにはみパパと合流。山梨名物のほうとうを食べてから明日のレースの受付に向かう!

会場の富士北麓公園付近は河口湖や富士急ハイランドのあたりから約6km富士の裾を登った所にあった。
道中、車に自転車を積んだ人、自転車で会場に向か人とがうじょうじょ状態!そして会場に到着!
生まれてこの方こんなにまとめてロードバイクを見たことがないほどの自転車密集率だ!数えきれない自転車と
ライダーを見ると滅茶苦茶モチベーションが上がって来る!それにしても皆立派なジャージを着て、立派なバイクに
乗ってるなァ〜〜〜それに比べると自分は???ちょっと不安にもなる!!!

会場では既に開会式が行われていて、DJの人が流暢な英語と日本語でプログラムの紹介や抽選会の
案内など雰囲気を盛り上げている。会場には自転車関連のいろいろな店も出店されていてウエアはもとより
新車の試乗も出来たり、自転車乗りだったら誰でも楽しめる空間だった!

受付も無事終了。翌日の駐車場の抽選権を確認。くじ運が悪かった!駐車場は会場から6kmも離れた
富士急ハイランドの駐車場!本当は当日朝に自転車を車に積んで会場に持ち込む積りだったけど、無理!
結局会場に自転車を預けることにした。みパパは当日朝にタクシーで輪行することにする。

受付と、自転車の預けも全て完了したので、富士山5合目まで車で登ってみることに!
会場の富士北麓公園を出て計測開始地点の胴内樹交差点まで微妙にダラダラした坂が続く。
みパパと2人でいきなり計測地点までで「疲れちゃうかも!」と情けない冗談を頻発する!
交差点を曲がると直ぐに7%の登りが始まる!いきなりこんな坂のコースか???
何だか厭らしいコースだなァーーー

驚くことに前日の午後4時を回ったと言うのに下見で自転車で5合目まで登っている人の多いこと、、、
前日にそんなに体力を使ってちゃって大丈夫???情けない心配をするみパパと雨さ!!!(爆)
結局五合目まで車で登って下りて来たけど、坂の斜度がいま一つ感じられず不安は解消しないまま
下見は終わる!

コースの下見全容についてはこちらのサイトを参照!




下見から北麓公園に戻り、浜松から到着した竹ちゃんとも合流!
再び会場で抽選会に参加。その間に峰吉や竹ちゃんは大量に買い物してました!
結局何も当たらずに退惨!下ちゃん夫婦からホテルに着いたと連絡があり、河口湖畔にあるホテル湖龍
チェックイン!豪華じゃないけど、露天風呂付きのリゾートホテル(旅館)で気分は修学旅行って感じだ!
明日レースがなきゃ間違いなく「ハノイ同窓会」で宴会が始まっちゃいそうな雰囲気だ!

チェックイン後、みんなで夕食を食べに出かける!
多数決の結果「イタリアン」を食べることに。富士山の麓の林の中にある隠れ家的なイタリアンで
楽しい時を過ごす!下ちゃんはアーモンドドリンクをジーンズに溢したので「アモちゃん」と命名される!

その後、部屋の関係で別宿のみパパを送った後、ホテルへ戻り、みんなで露天風呂に入る!
あ〜やっぱり気分は修学旅行だ!風呂から出て明日のレースのために早く寝ようとするが、
応援団の峰吉、竹ちゃん、下ちゃん夫婦は物足りない(飲み足りない?)様子で何故か僕の部屋に
集合して騒いでいる、、、何も僕の寝る部屋で宴会をしなくても・・・笑

明日が早いので一足先に寝ることにする!

竹ちゃんの車で夕食に 皆でイタリアン レース前なのに飲んでる人



★大会当日

出発前にホテル玄関にて


6時15分までに会場で下山用防寒着などを入れた荷物を預けなくてはならない。余裕を持って出発。
朝4時起きて仕度開始!5時過ぎに竹ちゃんの車一台に皆乗りこみ富士急ハイランド駐車場に向かう。
駐車場からスタート会場行きのバスに乗り換え5時半過ぎには会場に到着。会場に到着してビックリ!
あらららっ、富士山がくっきり見えるじゃないか!!!昨日までのお天気はどこへやら・・・
こんな雄大に富士山を見たのは初めてかも!この富士山へ今から自転車で登るのか?
モチベーションが再び上がって来る!

昨日預けた自転車を受取り、みパパとも合流。整列まえに皆でしばしの団欒。
応援軍団は6:30、選手出発より先に応援バスで5合目まで先に登ると言うことでお別れ!
さて、僕らも出発のための整列する。一番先に出発するアスリートクラスが7:00出発。その後、
7:03にロード女子、MTB女子の部が出発、そして7:10から5分刻みで申告タイムに依って仕分け
された順番ごとにスタートしていく。みパパは7061番で7:30分スタート!そして雨さは8590番で
7:35分スタートだ!

スタート地点となる富士北麓公園の駐車場から次々と5合目を目指しライダー達の姿が減っていく
中、一番最後のスタートグループとなった雨さのモチベーションは上りまくりだった!

応援の皆ありがとう!
新車のGIOSと共に頑張ります!
男の背中シリーズ
下ちゃんありがとう!俺頑張るよ!
みぱぱを追いかけます! 男の背中シリーズ
みぱぱの闘士
男子ロードレーサー最終出発組 頑張ります! 頑張ります! 元会長&元副会長2ショット
午前6時過ぎ
会場に続々と参加者が集まって来る
皆さん応援ありがとう! 男の背中シリーズ
ハノイ同志の背中
みんな完走を目指して集合



★レース本番
予定の7:35分より5分ほど遅れてスタートのピストルの音が響いた!いざ出陣!
まるで背中を押されてしまったペンギンの様に、崖の上から海に飛びこむ気分でペダルを漕ぎ始める!
スタート地点から約1.3km地点まではタイムは計測されない区間。レースへのアップを兼ねて、そして
少しでも前へ出るべくギヤを軽めに漕いで行く。レース本番で気が高揚してるのだろうか?昨日車で
走って想像したのより坂が緩やかに感じる。

胴内樹と言う交差点を左折して富士スバルラインに入ったところから計測開始!
そしてここから料金所に向かっていきなり7%の坂が始まる。周りの人を見るといきなりスピードアップ!
周りにどんどん追い抜かされる。おいおい本気でそのペースで行くのか?多少の不安に駆られながらも
まだ先が長いコースを考えるとここは取り敢えず抑えめで登っていく。

料金所を過ぎるといよいよレース気分が高鳴って来る

料金所を過ぎた辺りから遠くまで見通せる直線道路のダラダラ登り。
斜度5〜6%はあるだろうか?先が見通せるだけあってかなり辛い!
景色は良いのですが、心情は豊じゃないなァーーーはっきり言ってこういう登りは大嫌い!(爆)
周りを見るとそれでも僕を追い抜いていく人たちが沢山いる。頑張れば彼らに付いて行くことも
可能だろうが、先が長い、もう少し自分のペースを貫くことにする。

ダラダラ登りが1合目、そして2合目へと続く。思った以上にきついコースだと感じる。
そして2合目が過ぎたあたりからダラダラ登りのあとに斜度が急に緩くなるようなコースが繰り
返される感じ。斜度が緩くなると、今までがきつかった分、体感的には平地みたいな感じになるから
不思議です。実際には斜度が2-3%有るんだろうけど、体が軽い。ぺダリングもすいすい、、、

周りを見ると思った以上にこんな平坦な所でゆっくり走っている人が多いことに気付く。
皆さっきの登りでバテ気味なんだろうか?登りでパワーを溜めておいて良かったと実感する。
気がつけば周りには8000番台のゼッケンを付けた集団の中を抜け、7000番台、6000番台、そして5000
番台の人も走っているようになる。

そしてスタートから10.5km過ぎて第一関門である樹海台駐車場に到着。周りには給水の
ために自転車を降りる人がチラホラいたが勿論無視。水もまだあるし、体力的にも全然
大丈夫だ!タムダオやサパへの登りで足付きなしで登る練習を何回経験したのが役に
立っている感じだ。

斜度の緩やかなダラダラ坂を更に登ること8kmで五合目まであと6kmの看板が目に入る。
この辺から少しペースを上げてみようか?と思うものの、19kmから20kmの間の山岳スプリット賞
区間の急坂(7.8%)にビビってペースを抑えてしまう自分・・・

そして遂に山岳スプリット賞区間に突入!
うっ確かにきつい。自転車の速度が10km以下に下がる。でもタムダオの坂に比べれば
まだまだ楽な感じだ。登りの最中でさえ、何人かを抜けたっことに自信を持つ。

山岳スプリット賞区間の坂を抜けと20km地点の計測ポイントだ!

20km計測ポイント通過時の様子
(画像クリックで大きく見られます!)
まさかこんな様子を撮られているとは!
(画像クリックで大きく見られます!)

しばらくなだらかな所を走った後、御庭駐車上への坂が始まる。
主催者の応援応援隊が「この坂を登ったら殆ど平らになるよ!」と声をかけてくれる!
よっしゃーーー

ここからラストパート開始。坂道を立ち漕ぎで乗り切り、平らな道に突入。
平と言っても登りかなと持っていたが、殆ど平らに近い状態で35km位のスピードが
悠々出たのにはビックリ!ここで時間を稼がなければ!!!

経験者から最後の平らな部分で飛ばしすぎるとゴール前の坂で潰れると聞いてはいたが
一切無視で飛ばす!

そしてゴール直前のトンネルが見えて来た!
このトンネルを抜け、坂を数百メートル登りきればゴールだ!
坂に向けてトンネルの中でも思いっきりペダルを漕ぎ続ける!
だんだんとペダルが重くなる感覚に襲われながらも、この坂を登りきればゴールだ!
理屈なしで立ち漕ぎを続けて坂を登り切る!

ゴール直前に応援に来てくれていたユミさんと真美さんに「さとちゃん頑張ってぇーーー」と
黄色い声援が耳に入る!

よっしゃーーー最後の力でーーーGOOOOOーーー

そしてゴール!

さすがに最後の最後は自分の力を出し切った気がした。

5合目では先に到着したみパパが待っていた!共に頂上に無事到着した喜びを分かち合う!
僕に自転車に乗るきっかけを与えてくれた人、みパパと同じレースに参加してゴールで
同じ時間を共にしているなんて夢のようだ!そんな時間を持たせてくれたみパパに涙が出るほど
感謝したいと思った!

結果は1:53:47。決して速い記録ではなかったけど、目標の2時間以内を何とか
達成。最後は自分の力を出し切ったけど、途中でかなり力を抜いてしまった箇所があるので、
次回参加する時の大きな課題が出来たレースになったと思います。

人生初の自転車レース!
富士ヒルクライムは、来年も是非また走りたい!もっと早く走りたい!そんな決意を新たにさせて
くれたレースでした。

今回のレース参加にあたりこんなヘッポコ自転車乗りの雨ダスさとうを応援してくれた
ハノイ自転車友の会の同志のみんな!富士山5合目まで応援に駆けつけてくれた
峰ちゃん、竹ちゃん、下ちゃん夫婦。そして大切な友達であるユミさん、真美さんに感謝いたします。


(画像クリックで大きく見られます!)

出場種目 ロードレーサー男子40〜44歳
距離 24 km
タイム(グロス) 1:53:47
タイム(ネット) 1:53:47
種目別順位 721/977
総合順位 3229/4672
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:00:00  
5km 00:26:47 0:26:47
15km 01:14:25 0:47:38
19km 01:34:15 0:19:50
20km 01:39:05 0:04:50
Finish 01:53:47 0:14:42

★その他スナップ写真

五合目にて

応援部隊は今中大介選手を盗撮 鶴見辰吾さんと記念撮影 5合目に到着至福の時 お疲れ様!
晴れて5合目に2人とも到着
アモちゃんライダー参上 富士山も笑ってらぁ〜
ハノイの同志2人で 応援ありがとう! 来年はあたしも出るから!by 峰吉 5合目に着いて一休み


ほうとう屋にて打ち上げ

ボリュームたっぷり レースも終わってビールで乾杯! 沢山食べました!


富士クライム関連のリンク集

鶴見辰吾さん「富士クライム」のプログ
http://www.legon.jp/shingo_tsurumi/




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