I must Go TAMDAO!

クライム&徒歩ツアー


行先 Hanoi→Tamdao
日時 2010年03月20日(土)
参加メンバー まっは先輩・雨ダスさとうはりまおイセGAさん
その他徒歩組の皆さん
お天気 曇り
走行距離 64km
(CIPTRAからの距離)



4月24日に予定されているファンシーパン山登山の練習として
我らが聖地タムダオに徒歩で登ろうと言う企画が浮上しました。
ならば徒歩組と自転車組に分かれて登山、ついでに今まで
行ったことのない鉄塔まで行っちゃおうと言うことになりました。

自転車組は午前8時、いつものCIPTRAに集合。今回はまっは先輩、
雨ダスさとうに加え初参加のAさんが加わり3人でハノイからタムダオを
目指します。はりまおは登山組のアテンドで車、イセGは仕事のため
午後一人で自転車に乗って追いかけて来ることに!

ハノイ(Ciptra)→タムダオ麓茶屋

タンロン橋を渡っていざ出陣です。

橋を渡り切る寸前に後ろから何やら騒がしい声がして来ました。
何かと思ったら総勢10数台のロードバイクの軍団で「フュ〜ヒュ〜♪」とか
若い奇声を上げながら我らを追い越していくじゃないですか、、、
しかも若い、きっと10代後半〜20代前半の男女。。。最後尾には
替えのフレームを積んだサポートバイクも同行しているし、、、
バイクを運転するおじさんに話を聞いてみると「試合に出るための
練習で今からバクニン高速に行く」と言うこと。時速50kmは出すけど
一緒に行かないかと言われたけど丁重にお断り。。。(笑)
ちなみにまっは先輩は空港近くの料金所まで一緒に走って行きました。
(一応まっは先輩の名誉のため申しますと、まっは先輩はこの軍団を
ブッチ抜きました!きっと追い抜きざまにお得意の毒矢を各選手に
吹きつけたのかも知れません!)


まっは先輩が行ってしまった後、空港への高速を
マイペースで走行のAさんと雨ダスさとう。


気が付けば既にPhuc Yen。HONDAの工場が左手に
見えて来ました。

Ciptraから40km走ったVinh Yenで徒歩組の車が追い付いて
来ました。そこでAさんタムダオ仕様にギアの軽いはりまおの
GIOSに乗り換え。山登りのみ自転車で参加のBさんも合流して
タムダオ麓までの田舎道を走ります。

まっは先輩も絶好調に快走しています。
せっかくなので動画でもまっは先輩の走りをご覧いただきましょう!


ハノイ(CIPTRA)から走ること2時間13分でタムダオ麓茶屋に到着。
ここでそれぞれクライムの準備を整えます。初参加のAさん、実は
ハノイから53kmかけてここまで走って来ただけで大分体力を消耗して
いるとか、、、(←その状況分かります。僕(雨さ)は初めてハノイから
走って来た時もそうだったなぁー

この後クライムでどんな試練がAさんに待ちうけているのか!?
僕らは知ってるけど、Aさんは知らない!「きっと後悔しますよ」と
車の窓からAさんに捨て台詞を放ってたはりまおの悪戯な笑い顔・・・

やるき満々のBさんもMTバイクで初挑戦!お二人の健闘をお祈りします。



タムダオヒルクライム

11:11分、徒歩組より30分ほど遅れて自転車組はクライムスタート!
徒歩組は既に2kmを過ぎた地点を歩いているらしい!頑張れば10〜15分
位で到達できる距離頑張ろう!

登りが始まれば、AさんやBさんもそうだけど、僕もまっは先輩も
自分との戦い!記録更新を目指して黙々と登ります。

初めはいつもと同じ、まっは先輩の「お尻(ケツ)」を追いかけます。
1合目のお寺付近までは等間隔で付いて行けたのに、、、
あれれ、まっは先輩急にスピードUp???あっと言う間に姿が
見えなくなってしまいました。焦っても仕方ないし、後は自分との
戦いに徹する。気持ちいつもより早めに漕ぎ続ける。3km過ぎた
地点で徒歩登山のはりまおに追い付く!

「お〜早い!こんなスピードで登ってるのか!?」

この言葉に力が勇気付けられる。自転車に乗っていればさほど感じない
スピードが徒歩の人から見たら早く感じるこんな単純なことさえ新たな
発見になり、人を勇気付けることも出来るのか!

5合目を過ぎいよいよ激坂区間に突入。
ううっ、、、さっきまで順調だった足取りが急に重く感じる。
前半頑張りすぎたかも。。。ちょっと後悔!
でも、後には引けない、、、立ち漕ぎと座り漕ぎを繰り返しながら
激坂に挑む!

今回は先週から導入してた斜度計を搭載してのタムダオクライム!
今まで10%と思っていた激坂の斜度はなんと12%!!!
そんな区間が5合目〜7合目の間延々と続く!辛いわけだ!
斜度8%位になると楽に感じる程坂に対する感覚が麻痺している!

やっとの思いで7合目到達!まっは先輩は遥か先か?もちろん姿は
見えない。

しばらく夜の宿泊予定のベルヴェデーレホテルの手前でママチャリを引きながら
登ってるベトナム人カップルを追い抜く。その彼女が「下から乗って来たの?」
と言いながら驚いた顔をしている。嬉しい言葉だ!登りで苦しいながらも
思い切り無理して爽やかな笑顔を彼女に返す。(←果たして彼女にどう見えたのか。。。)

ベルヴェデーレホテルの入口を過ぎる!実はこの先も激坂が待ち受けている!
立ち漕ぎと座り漕ぎのポジションが激しく交互させながら最後の激坂を登る!
そしてヘアピンカーブ。大きく外回りしたいところだが、ここはこらえて
内側を立ち漕ぎで登ってしまえ!(斜度計で計測したら16%ありました!)

そして恐怖の犬ポイント到達!
ですが、今日のワンちゃんは、、、


シ〜ン
!闘争精神全くなし状態でした。
最近犬に追いかけられる自分を期待している!やばい、ますますMの気が
強くなっているぞ!

犬効果も得られずに小川(?)の脇の坂をラストスパート。。。
(ちなみにここも緩やかに見えるけど8%の直線坂です)

最後のヘアピンカーブを登り、市場(?)の横を通り抜けラストダッシュ!
1時間10分50秒!自分としては記録更新タイムでゴールイン!

まっは先輩が既にビールを飲みながら迎えてくれました。
ちなみにまっは先輩は1時間3分でした。やっぱ早いです!

後を追って頑張っているAさんBさんには申し訳けないけど、
2人で一足先にビールで乾杯!辛いクライム耐えて達成した
者にのみ与えられる世界一美味しいビール!ヤメられません!
(安ど感の笑顔でポーズの2人ですが、実はヘトヘト状態・・・)




Aさんの挑戦

長距離を走る自転車経験殆どなしで今回の初参加のAさん。
ハノイからタムダオ麓茶屋までの53kmを自転車で到達しただけでも
凄いと思うのに、更に激坂が11km連なるタムダオへのヒルクライムに
挑戦するなんて!何と勇敢な人なのか!

Aさんの健闘ぶりをここでご紹介します。



人は誰でも最初の時がある!

我々「ハノイ自転車友の会」の創始者みぱぱも、まっは先輩も、僕も、
はりまおも、おおやまさんも、イセGも、皆タムダオへ自転車で登った
それぞれの「初めての時」を持っている!

Aさんがどんなに辛いのか、そしてどんなに孤独で辛かったのか、きっと皆、
知っている!

だからこそ、その辛さを知った者にしか得られないものがある!
それが何なのか?それはその辛さを経験したもののみが知っている!

転んでも、足を付いても、自転車に乗ってゴールを目差したAさんの
勇気ある挑戦を大きく称えたい!

Bさん次はあなたです!(笑)


徒歩組の皆さん
徒歩組の皆さんは自転車組と同じコースをタムダオの自然をじっくりと
楽しみながら登って来ました。自転車組としても徒歩組を追い抜く時は
何ともやる気が出る瞬間でした。徒歩組の皆さんからパワーを貰いました。


なお、徒歩組の中にはまだヨチヨチ歩きのお子様ずれが、、、
どうするのかと思ったら、なんとベビーカーで麓から11km(960m)
の道のりを走破した兵が!!!
間違いなく史上初のベビーカーによるタムダオ登頂でしょう!(笑)



タムダオ鉄塔へ

遅めの昼食を済ませ目指すはタムダオ鉄塔!
自転車組を含め、この鉄塔に行ったことのある人はまだ誰もいないと
言うことで楽しみに再び登山を開始しました。

お寺の入口から鉄塔へ階段を登り始めます。

こんな感じの坂が延々続きます。途中階段に苔が生えていたり、気が倒れていたりします。

階段を登ること30分!やっとのことで門が見えて来ました。門を入ると何やら古い建物が現れました!
何だかホラー映画に出て来そうで不気味です。(笑)

そして右に振り向くとジャ〜ん
こんな鉄塔が突然現れます。なんでもTVのアンテナ塔らしいです。

建物向こうにタムダオ3山が雲の中から現れました。
建物裏側はThai Nguyen方面の斜面で、天気が良ければNui Coc湖も
見えるらしいです。この日は生憎Thai Nguyen方面は雲海下でした。

鉄塔の前景です。何だか宇宙的です。

日も西に傾きかけたのでいよいよ下山開始です。

行きはよいよい(辛かったけど)、帰りは怖い、、、♪
滑らないようにゆっくりと階段を下りて帰途につきました。

鉄塔からの景色は良かったけど、道のりは険しかったです。
階段を延々と30分も登らなくてはならないのは、麓からクライムして
来た脚ににも辛いかも・・・Thai Nguyen側の景色も今度こそみて
みたいけど、また行くのは億劫な気も・・・(笑)

無事終了
なんだかんだでタムダオクライム&徒歩ツアーは無事終了となりました。
徒歩組の皆さんはハノイへ車で帰宅。自転車組の皆さん+山崎さんは
タムダオに残りベルヴェデーレホテルで合宿!合宿内容はお泊りした人
のみぞ知る内容でした!(笑)



本報告のその他動画はでご覧いただけます!


Report by 雨ダスさとう

参考:ベルヴェデーレホテル
http://www.belvedereresort.com.vn/

 
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