CATCAT激坂村へ

行先 SAP→CatCat村入口→SAPA
日時 2008年10月11日(土)
参加メンバー 3名(まっは・播磨王・雨ダスさとう)
お天気 晴れ
走行距離 3.52km 激坂コース
皆の感想 悪路+激坂で最悪

サパで漏れ屋さんを待ってる間に、折角サパに来たんだから観光でもしようかと言うことになり
サパから一番近くにあるCatCatと言う少数民族の村に行って来ました。紹介者は過去に行ったこと
がある播磨王。播磨王曰く、

「近いんですけど超激坂を下って行くんですよォ〜〜〜」

しばらく沈黙した後、「ってことは帰りは超激坂を上って来るんですけどォ〜〜〜」

この言葉を聞いて、マッハ氏も雨ダスさとう反応してしまった・・・
激坂の上りと聞くとMの血が騒ぐ!せっかくサパと言う安らぎの地に着いたと言うのに
何を好んでまた坂を下っていくのだろう・・・その心は食われてしまうと分かっていても
美しい人食い蜘蛛に求愛に行く雄蜘蛛の心境だろうか?(爆)

万乗一致でCatCat村行きが決定しました。サパの屋台のおばさんにCatCat村に行くと
行ったら、「自転車預かるよ!」と言われました。「何で?」と聞くと、「あんな坂の村、自転車
で行くなんて疲れるよォ〜」とのこと、、、どんな激坂か楽しみである。

CatCat村への道はサパ市場の脇の道を更に下って行く。さっそくお目見えしたのは直線かつ
10%以上ある舗装が剥がれかかった道だ。、道の両脇にはみやげ物屋やホテルが建っていて
人やバイクの往来もそれなりにあるので注意が必要。後輪がスリップしないように注意を払っての
ブレーキングで降りていく。建物がなくなると今度は本格的な山道になる。

道は車一台がやっと走れるくらいで、舗装状況もあまり良いとは言えない。舗装の上にも小さな
石が若干転がっているので、注意しながらブレーキをかけて下り続ける。

しばらく行くと、CatCat村に入るための入村チケットを売る料金所みたいなのがある。
一人T万ドン払って入村。

入村チケットを買う播磨王


料金所を過ぎてしばらく行くと展望が開けてくる。そしてその光景は雄大なサパ近郊の
棚田が一望出来素晴らしいものである。山の中腹から、山の麓までは一望出来る光景は
何とも素晴らしい。ああ〜サパに来たんだと実感できる景色に大満足!絶景地点で記念撮影。

最高に眺めが良いのだが、、、

記念撮影をしたのは良かったのだが、実際に落ち着いて景色を見てみると、今から我々が
下っていくだろう道が延々と山の麓まで一望出来ることにも気がつく!

えっ、この坂を下っていくの???しかもかなり急なんですけど、、、

「いやっ、こんな坂歩いたって30分で上って来れますよ!」播磨王の元気で軽快で歯切れの言い
言葉が山にこだまする!

おいおい播磨王、それは君の体力を中心に考えた発言だろう!おんにゃろーーー(・o・)

「通りゃんせ〜通りゃんせ〜、、、行きはよいよい帰りは怖ぃ〜♪♪♪」

ふと頭に小学校時代習った歌が蘇る。そして響き渡る・・・

漏れ屋さんも着いちゃうし、ギヤが重たいからこの坂は無理かも・・・By まっは氏
体力的に上って帰って来れないかも・・・By 雨ダスさとう氏

弱気になる2人を尻目に「大丈夫ですよ!」と播磨王、、、若いっていいねェ〜

「じゃ〜あと10分下って戻って来ましょうーーー」やはり流石年長者まっは氏、、、
往生際も良い!!!

更に激坂を全身のバランスを取りながらブレーキをかけて下りていく。
おっと〜10分も行かない場所に、何とも幸運なことに村の入口の茶店があった!

ここに検問所があってここから徒歩で山肌を階段で出来た遊歩道で村に行くコースが
あるらしい・・・

結局自転車はここまでで止めて、ここからは徒歩でしばらく階段を歩いて行こうということになる。
自転車は降りたものの、やはり階段の下りも大変だ!膝が笑ってりゃ〜
遠く向こうの山裾からは牛がなく「モ〜〜〜」と言う声や、アヒルが水田で水遊びを
する「ビチャビチャ」と言う音がこだまして聞こえて来る!ん〜正に自然の中に身を
置いていると感じた瞬間だった。

激坂を下りた先にはこんな景色がまってました。

階段を10分位降りたところで、タイムオーバー。そろそろ戻ろうと言うことになり下りて来た
階段を上り始める。足が重い重い!自転車で使う筋肉とはまた違った筋肉が疲労を感じでて来た。

階段を上り終えたところの茶屋でひと休憩。茶屋からの眺めは大都会のどんな展望レストランよりも
優れた眺めでした。

この茶からの眺めは最高だった。

お茶屋で5分休んだところでまっは氏の携帯に漏れ屋さんからもうサパに着いたと連絡が
入る。やばい!急いでお茶を飲み、いざ出陣!

「帰りは怖いぃ〜♪」の激坂上りに意を決して挑戦!
お茶屋のおじさんが「登れるわけない!」とか、バイクタクシーの運ちゃんが近寄って来て
「チャリ引っ張ってやるぞォ〜」とか声をかけて来たが無視!あったりまえよォ〜

奴らに後ろ指を指されながらいざ鎌倉、じゃなくていざサパへ!!!
うおーーーやっぱ播磨王は早い。あっという間に激坂を駆け上って行く。まっは氏も早いじゃ
ないか、、、雨ダスはカメのように着実に上るので精一杯!途中、徒歩で下りて来る西洋人の
観光客と何組もすれ違ったが、みんな興味津々に応援してくれる。励みになると同時に、
足を付く訳に行かないと言うプレッシャーも与えてくれる。足をついてはいけない!特に彼らの前では!

しかし、、、彼らはいやらしい間隔で下りて来るんだよなァ、、、

おーー絶景地点にまっは氏発見!いえぇ〜い、、、疲れたんじゃないよ、、、
まっは氏もいるし、折角だから記念写真撮らないかなぁ〜
まっは氏に聞いてみよう、、、「記念写真撮りませんかァ〜?」

もう一度言いますが、折角だから足を付いて記念写真撮りました。劇坂記念に、、、

疲れてませんよォ〜 疲れてませんョー!


見て下さい。この写真、こんな激坂を上って来ました。写真ではあまり斜度が分かりませんが。
最低10%以上ある上りが息をつかずに1.76km続きました。

撮影後は悲鳴をあげる脚に鞭を打ってなんとかサパの街までたどり着きました。

そして疲れた脚と体を癒すために薬草風呂へ直行!!!

追伸:
あの時はもうこんな坂上りたくないと思っていたんですが、ハノイに帰って来て既に1週間。
今度は山の麓から激坂コースを上りたいと思ってます。

                                              Report By 雨ダスさとう

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