第2回CatCat激坂クライム

行先 CatCat村一番下のゲート→SAPAよりゲート
日時 2009年03月22日(日)
参加メンバー 5名(まっは・播磨王・雨ダスさとう・今井・土屋)
お天気 晴れ
走行距離 2.5km 激坂コース(登り)
皆の感想 激坂で最悪


「サパの街から近いんですけど超激坂を下って行くんですよォ〜〜〜」
「ってことは帰りは超激坂を上って来るんですけどォ〜〜〜」(by はりまお)

そう、前回、ラオカイから必死に坂を登りやっとサパの街に着き安堵を得たのに
下りてしまったCatCat村。あまりの坂の激しさに2008年度写真対象の写真が
生まれたCatCat村。(その写真はこちら

そしてその劇坂クライムがっ、、、またもや復活しました!
しかも新入部員の今井君、土屋さんを招待すると言う何とも過酷な歓迎!!!
なんとも新入部員思いの先輩方なんだろう!!!

(前回のCatCat激坂村クライムの報告はこちらから)

CatCat村への下り坂
CatCat村への道はサパ市場の脇の道を更に下って行く。さっそくお目見えしたのは直線かつ
10%以上ある舗装が剥がれかかった道だ。今回も昨年10月の時と何ら変わらず塗装が剥がれた
ままだった。この道の両脇にはみやげ物屋やホテルが建っていて人やバイクの往来もそれなりに
あるので注意が必要。後輪がスリップしないように注意を払ってのブレーキングで降りていく。

建物がなくなると今度は本格的な山道になる。道は車一台がやっと走れるくらいで、舗装状況も
あまり良いとは言えない。舗装の上にも小さな石が若干転がっているので、注意しながらブレーキを
かけて下り続ける。

しばらく行くと、CatCat村に入るための入村チケットを売る料金所みたいなのがある。前回同様
一人10,000ドン。播磨王にチケットを買ってもらって入村する。

入村チケットを買う播磨王
同行のめぐちゃんが雰囲気を和らげてくれてます!
料金所横で気合いを入れる今井さん
同行のめぐちゃんが雰囲気を和らげてくれます!
初参加の土屋さんと今井君
若干緊張気味?


料金所を過ぎてしばらく行くと展望が開けてくる。山の中腹から山の麓までは一望出来る光景は
何とも素晴らしい。ああ〜サパに来たんだと実感できる景色に大満足!絶景地点で記念撮影。

最高に眺めが良いのだが、、、
帰りが怖いの知ってるまっは氏と雨さの顔はコワバリ気味!


実際に落ち着いて景色を見てみると、今から我々が下っていくだろう道が延々と山の麓まで
一望出来ることにも気がつく!「行きはよいよい〜帰りは怖いぃ〜♪」頭の中に小学校の時に
習ったあの曲が響き渡る、、、

えっ、この坂を下っていくの?しかもかなり急なんですけど、、、

ふと、まっは先生をを見ると、、、

男の感慨に耽っている!(多分!)
顔が見えないのが残念!

絶景ポイントでしばしの撮影休憩の後、更に激坂をらブレーキをかけて下りていく。

あれれ、めぐちゃんは地元の少数民族になってます。 軽快に坂を駆け下りる今井君

5分もしないうちにつづら折り坂下にある村の入口の茶店に到着!
前回劇坂レースのスタート地点となった場所だ。今回はここに自転車を預け、
まずはCatCat村の観光をし、戻って来てから自転車で更に坂を下り村の一番下の
ゲートからレースをスタートすることになる。
(CatCat観光アルバムはこちらから)(準備中)

CatCat村入口ゲートの茶屋で休憩
窓からは絶景なサパの景色が楽しめる!
茶屋の外の自転車
これだけ集まると爽快だ!


この茶屋から棚田の中を階段で下りて行き、CatCatの滝等を見学、
谷の下から今度は違うルートで茶屋に戻って来る。谷底からしばらく
山肌の細い道を歩きつり橋を渡ったところがCatCat村一番下のゲート
がある。ここが今回の劇坂クライムのスタート地点。上の茶屋まで800mを
コース下見として歩く形となった!

歩いていると何とも長閑な道だ! 闘争心満々のまっは先生
少数民族と早速バトル!(笑)


激坂クライム開始
楽しかった時はアっと言う間に過ぎてしまう!長閑なCatCat村探索のお楽しみも
終わり、自転車を預けた茶屋に到着。各自自転車の準備をしてたった今歩いて来た
坂を一番したのゲートまで下る。

いざ出陣!クライム前の皆の雄姿


さて、いよいよクライム開始!
中腹の茶屋のあるゲートと下のゲートとの距離は800m。短い様に感じるが
激坂の続く山岳道路の800mがどんな過酷で辛いものかは、実際に走った人じゃ
なければ分からないかも知れない、、、いくら頑張って自転車を漕いでも漕いでも
100mも進まないのだ、、、

800m走って中腹の茶屋まで着いたところで、そこがゴールではない。、そこから
更に斜度が急になってつづら折りの坂へと続いて行くのである。

位置に着いてぇ〜用意ドン!!!

CatCat村の穏やかな春の昼下がりに5人が一斉に山上の料金所ゴール目指してスタート!
スタートしてしばらくは斜度5℃程度のなだらかな坂が続く。播磨王と今井さんが優勝を目指し、
猛スピードでまずは先行して行った!その後を雨さが追う。若干追い風が影響してか初めの
うちは坂が楽に感じる。し、しかし、、、道路が山肌を縫うようにくねりだした辺りから追い風の
影響が切れて坂が辛く感じる。オーーーひとつカーブを越えた対岸の山肌の高い所に
播磨王と今井君の姿が見える!追いつくことは到底出来ないだろうが、彼らのバトルを自分への
激励として追いかけて行こう。後ろからはエンジン馬力では僕より数倍あるまっは先生が追い
かけて来ている筈!まっは先生のトレック君はギヤが小さいのでこの激坂ではかなりリスクが
あり馬力が出ないのだ!それでもこちらが油断していると十分に越されてしまうパワーをまっは先生は
お持ちである!

息をゼーゼー言わせながら必死に漕ぎ続ける!!!
やっとお茶屋の前まで到着。お茶屋のおばさんが応援してくれる!辛いがここでヘバル訳に
いかない!頑張れぇ〜頑張ろう〜頑張るんだぁ、、、自分の心の中でそんな言葉を繰り返す!
播磨王と今井君の姿が坂の上にまだ見えている。短時間でこれだけの差を付けられる彼らの
馬力に関心する。

最大の難所、つづら折り坂
バトルをつづける今井君と播磨王
今井君を追いかける播磨王
絶景ポイント前の急斜面を登る今井君 いつもは長閑な坂道も2人には戦場だ!


ハ〜っハ〜っ〜
背後から不気味な音が、、、
うーーー遂に追いつかれたかァ、、、
まっは先生が現れた!かなり辛そうだ、、、
でも根性で漕いでいる!!!

しかし、僕にもパワーの限界が、、、
つづら折りの途中で遂にまっは先生に喰われてしまった!!!
やっぱし凄い!!!僕より条件悪いギヤで登れるのか???
悔しい!何とかまっは先生に置いて行かれないように頑張る!

追いかける雨ダスさとう 先行まっは先生

そして絶景ポイントまで何とか登り切ったところで2人の闘争心は穏やかに、、、
まっは先生が至近距離に、、、試しに言ってみよう!
「記念撮影しませんかァ〜」
優しいまっは先生は僕の投げかけに反応して下さいました。
はい、今年もお待たせしました2009年度写真大賞!「最高に疲れた写真」↓↓↓

個人的にはその後撮ったこの写真が気に入っています!

俺達こんな坂登って来たんだねェ〜

その頃、マジメに勝負した播磨王と今井君はゴールイン、
土屋さんは、、、

ASAMA号のギヤが調子悪く散散なことに、、、

土屋さんは、今回調達したASAMA号のギヤの調子が悪く、サパの登りから不調気味。
ゴメンなさい。土屋さんの歓迎クライムも兼ねていたのに、ASAMA君の調子はイマイチで、、、
次回はマイバイクでチャレンジかな?

記念撮影の後、土屋さんをゴールで迎えようと、まっは先生と雨さは最後の坂でラストスパート!
まっは先生も、雨さも今や持病かした膝裏痛の再発に悩まされながらなんとかゴールイン!
先着の今井君、播磨王が拍手で迎えてくれました。そして数分後に土屋さんと写真撮影してくれた
めぐちゃんも到着。

みんな自分の足でこの激坂を遂に登り終えました。CatCat激坂の制覇完了!
スピードこそ違うけど、達成感は皆同じ。坂を登ってる時は辛いけで、この共通の達成感を得る
ためにまた登りたくなっちゃうんだよね。こんな辛くて楽しいこと一緒に出来る仲間がいて本当に
幸せだな、、、

僅か2.5kmのCatCat激坂クライム。
短いけど、辛くて、そして楽しい、この濃度の高いレースは一生一緒に走った仲間の胸に刻まれる
ことでしょーーー

(Report by 雨ダスさとう)

                                             

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